【ソウル=共同】韓国紙、朝鮮日報は18日、北朝鮮が5月の朝鮮労働党大会を前に、政権への忠誠心が低いなどの「不純分子」を平壌から地方に追放していると、消息筋の話として伝えた。対象は、主な記念日などに故金日成主席らの銅像に花束を供えなかった人や北朝鮮脱出住民(脱北者)の家族らで、数千人規模としている。
朝鮮日報によると、追放は昨年12月17日の金正日総書記死去4年の追悼期間が終わった後に始まり、数十人が北東部の咸鏡南道に送られた。今年2月まで続けるという。韓国統一省報道官は18日の定例会見で「過去にも似た事例があったと把握している」と述べた。