自民党の佐藤勉国会対策委員長は25日午前、民進党の安住淳国対委員長と会談し、熊本県などでの一連の地震対応に特化した今年度補正予算案を5月13日に閣議決定し、同月20日までの成立をめざす方針を伝えた。予算規模は数千億円の見通しだという。両党は今月26日にも党首会談を行う方向で調整する。
佐藤氏から審議への協力を求められた安住氏は、「岡田(克也)代表も『協力する』と言っているので、やぶさかではない」と応じた。
佐藤氏は会談後、予算規模について「1兆円を超えるような大きい規模にはならない。数千億円と聞いている」と記者団に語った。安住氏は今週中に地震関連の政策提言をまとめ、補正予算案に反映させたい考えを記者団に示した。