エンブレムが決定し、制作者の野老朝雄さん(後列左から6人目)を中心に記念撮影をするエンブレム委員会の委員ら=25日午後5時11分、東京都港区、嶋田達也撮影
2020年東京五輪・パラリンピックの新エンブレムが25日、決まった。発表会は派手な演出を抑えつつ、みんなで選んだ結果であることを強調する場になった。盗作騒動で旧エンブレムが白紙撤回されてから約8カ月。「このエンブレムをどう育てるかが大事」と指摘する声も上がった。
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新エンブレムは「組市松紋」 東京五輪・パラリンピック
「いよいよエンブレムの発表です」
司会役の大会組織委員会の女性職員のかけ声を合図に、エンブレム委員会の宮田亮平委員長と王貞治委員が手元のA2判(縦42センチ、横60センチ)のパネルをひっくり返し、新エンブレムを披露した。背後には360インチの大型スクリーンはあったが、派手な演出はなし。招かれた関係者らがその様子をカメラで撮影するだけの静かなお披露目となった。