韓国政府は28日の閣議で、5月6日を臨時の休日にすることを決めた。韓国でも5日は「こどもの日」の休日で4連休になる。黄金週間の突然の出現によって、政府は経済効果を期待するが、「総選挙の敗北を受けた有権者のご機嫌取り」という声も出ている。
政府は、臨時休日とした5月6日の高速道路の利用料金を無料にする。連休期間中、一部の観光施設や公共施設が無料開放される。現代経済研究院は、韓国が昨年の8月14日を臨時休日に指定する際、約1兆3千億ウォン(約1200億円)の内需効果があると予測している。
韓国の調査機関関係者はラジオ番組で、「昨年は臨時休日の指定で朴槿恵(パククネ)大統領の支持率が4・5%上昇した。20~30代に効果があるようだ」と語った。
一方、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上では、「急に言われても旅行計画を立てられない」「中小企業は遊ぶわけにはいかない」「ワーキングマザーは保育園が休みで子供を預けられない」などの声が飛び交っている。(ソウル=牧野愛博)