石川佳純
国際卓球連盟(ITTF)の最新世界ランキングが5日発表され、女子の石川佳純(全農)が4位、福原愛(ANA)が7位、男子の水谷隼(ビーコン・ラボ)が6位となり、それぞれリオデジャネイロ五輪のシングルス出場権を獲得した。
男子の日本勢2番手は15位の吉村真晴(名古屋ダイハツ)となったが、日本卓球協会は当初の方針通り、19位の丹羽孝希(明大)を代表とする。五輪の出場権は、男女シングルスとも大陸予選で獲得できなかった選手の中でランクの上位22人に与えられる。
国・地域別ランキングでは、日本男子が3位、女子が2位となり、団体戦の出場権を手にした。日本協会は吉村を団体要員で起用し、女子は15歳の伊藤美誠(スターツ)を出場させる。
福原は4大会連続、水谷は3大会連続、石川と丹羽は2大会連続の五輪出場。吉村と伊藤はともに初出場となる。
日本協会は昨年9月付のランキングでシングルス代表候補を決めていた。前原正浩専務理事は男子代表について5日、「理事会で丹羽と決めた。それは変わらない」と述べた。ITTFに対しては、ランキングの正式な通知を受けた後、丹羽を代表にする旨を伝える。