JR、航空、高速道路の各社は9日、ゴールデンウィーク期間(4月28日~5月8日)の利用状況を発表した。
JR旅客6社によると、主要46区間の新幹線、特急、急行の乗客は、前年の同期間から1・2万人増の1141・6万人。北海道新幹線の開業効果で、JR北海道は乗客が17%増えたが、JR九州は熊本地震の影響で前年比92%だった。他の4社は同99~101%の幅におさまった。
国内航空各社の旅客数は、国内線が前年比2・1%増の310万9612人、国際線は同14・4%増の65万6944人だった。日並びの良さが影響したという。熊本空港発着便の旅客数は全日空で前年比1割減、日本航空で2割減だったが、九州方面全体では前年並みだった。国際線はハワイやグアムなどリゾート地が人気だった。
高速道路4社によると、10キロ以上の渋滞が274回発生した。昨年より22回減り過去5年で最少という。3日に関越道の藤岡ジャンクション下り付近で発生した70・2キロが最長だった。