強風による遅延の影響で混雑する西船橋駅のホーム=11日午前8時43分、千葉県船橋市、諫山卓弥撮影
日本海の低気圧に向かって南風が吹いた影響で11日朝、関東地方の沿岸部で強風となり、通勤通学時間帯の交通機関に影響が出た。
気象庁によると、同日正午までに、神奈川県藤沢市で最大瞬間風速19・7メートル、東京都江戸川区で20・4メートル、千葉市で24・6メートル、千葉県銚子市で22・6メートルを観測した。今後、関東沿岸部で最大瞬間風速30メートルを予想している。
また、暖かい空気が入り込んだため、局地的に強い雨が降った。雨は昼すぎまで続く見込み。
JR総武線の南酒々井―榎戸駅間では同日午前6時半ごろ、強風で倒れた木の枝が架線に触れたため、佐倉―成東駅間で約1時間にわたり運転を見合わせた。
京葉線と武蔵野線では最大約15分の遅れ、内房線で最大約10分の遅れが出た。JR武蔵野線の西船橋駅では混雑するホームで駅員らが乗客を誘導するなど対応に追われた。