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「二階王国」分断危機、市民は複雑 和歌山・御坊市長選

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和歌山県御坊市の地図


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事務所開きであいさつする柏木征夫氏=4月5日、和歌山県御坊市島、藤井満撮影


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事務所開きであいさつをする二階俊樹氏=4月3日、和歌山県御坊市島、滝沢文那撮影


和歌山県御坊市長選が15日に告示される。御坊市は二階俊博・自民党総務会長(77)が生まれ育ったおひざ元。選挙は、その二階氏に支援され、現役市長で全国最多の6選を重ねてきた現職の柏木征夫(いくお)氏(75)と、二階氏の長男で政策秘書を務める俊樹(としき)氏(51)の一騎打ちとなりそうだ。


そんな「二階王国」で、先に立候補を表明したのは俊樹氏だった。父は衆院選で11回当選。各界に働きかけて整備された選挙区の衆院和歌山3区の道路は「二階道路」の名で呼ばれる。


俊樹氏は2月の表明時の会見で、現市政に「大きな問題はない」と述べた。一方で「争点は若さ」と世代交代をアピール。自公の推薦を受け、大きな会議室を備える父親の2階建て事務所に拠点を置く。4月3日の「事務所開き」には、国会議員や現職閣僚、地方議員ら千人を集めた。地元県議は「現職は二階先生が連れてきた。やめてくれと言うのも連れてきた人の責任だ」と訴えた。


柏木氏は1992年、二階氏の誘いで県職員から市長選に出て無投票で初当選。今年3月の市議会で7選を目指すと表明した。会見では「特定の人が(俊樹氏を)擁立した。私は市民の立場。特定の人に偏った形で市政運営をしたら大変なことになる」と俊樹氏側を牽制(けんせい)。「高齢者が活躍する社会にしないとだめだ」と世代交代にも反論した。


約40平方メートルのプレハブの事務所の入り口は、相手側に「出入りをチェックされぬよう」、表通りに背を向けた形で設けられた。4月5日の事務所開きに集まったのは30人。陣営は「参加者に圧力がかかる」ので、動員は控えたと説明する。柏木氏は「大きな力に潰されないよう、地べたをはっていきます」。


俊樹氏は人口減少対策や雇用創出、福祉や防災を掲げ、柏木氏はにぎわいづくりや介護予防、防災、市民との協働を公約にする。目立った争点はない。地元では2003年以降、関西電力による核燃料中間貯蔵施設の建設計画問題がくすぶり、市議会でも取り上げられてきたが、これも「地震が来るのだから明確に反対」(俊樹氏)、「絶対にノーだという考えはゆるがない」(柏木氏)と立場に大きな違いはみられない。


有権者はどうか。自営業の70代男性は「市長さんにも(父の)二階先生にもお世話になっている。どちらが勝ってもしこりが残るのが心配。投票したくないというのが本音です」、無職の60代男性は「世代間の争いで、親子げんかみたい」と話す。投開票は22日。(藤井満、滝沢文那)



〈御坊市〉 人口約2万4500人。和歌山県の中央部に近く、2級河川の日高川河口付近に市街地が広がる。市名は「御坊様」と呼ばれた浄土真宗本願寺派の日高別院に由来。寺内町として発展した歴史がある。温暖な気候をいかした花卉(かき)類の出荷量は全国有数。





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