■中日・田島慎二
(17日、中日4―3阪神)
追う展開でも出番はやってくる。1点差に迫った八回にマウンドへ。2人を出塁させても、得点は許さない。これで開幕から24試合連続で無失点。開幕からのセ・リーグ記録に並んだ。
この日は1死一、二塁から浅い飛球を左翼のナニータが飛び込む好捕にも救われ、「みんなに助けてもらっている」。日米通算381セーブの「大魔神」佐々木、歴代トップのホールドを誇る巨人の山口に追いつき、「僕が並んでいいのか分からないけれど、その人たちのところに行けたのはうれしいこと」と照れた。
地元の愛知・中部大第一高、東海学園大を経て2011年のドラフト3位で入団した26歳。昨季は一時期、抑えの役割も務めた。今季の好調な理由に、「あまり深く考えずに大胆にいっている」ことをあげる。「走者が出たからどうこうではなくて、まずは打者。長打を許したらダメではなく、シンプルに打者と勝負すること」