沖縄県うるま市の女性会社員(20)が犠牲になった死体遺棄容疑で逮捕されたシンザト・ケネフ・フランクリン容疑者(32)はどういう人物なのか。
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接見した弁護人などによると、シンザト容疑者は米ニューヨーク州出身。米海兵隊員として沖縄に派遣され、その際に日本人女性と知り合って結婚した。妻と日本で暮らすために2年ほど前に海兵隊を辞め、その後、米軍嘉手納基地でインターネット関連の仕事に携わっていた。生後数カ月の子どもがいるという。
基地から約20キロ南の沖縄県与那原町にある戸建て住宅に住む。近くの男性(52)によると、住み始めたのは4月下旬。妻と乳児を連れ、菓子折りを持ってあいさつに訪れた。「体格は大きかったが、怖そうな印象はなかった」。隣人の男性(21)は「道で目が合うと、すぐそらされた。人見知りだな、と感じた」。
転居前に住んでいた同県沖縄市のアパートに住む女性(36)は「うちの子どもと外で会うと『コンニチハ』と笑顔であいさつしてきた。やさしい感じだった」と話した。