現金自動出入機(ATM)の保守点検の際に現金749万円を盗んだとして、福井県警は1日、福井市江守中2丁目、元日本通運社員、前田憲治容疑者(43)=窃盗罪で起訴=を窃盗の疑いで再逮捕し、発表した。「遊興費が欲しかった」と容疑を認めているという。
県警によると、前田容疑者は3月30日午後2~3時、福井市日之出1丁目の北陸電力福井支店の駐車場に設置されていたATMの保守点検の立ち会い中に現金749万円を盗んだ疑いがある。福井県坂井市のATMで4月20日、301万円を同様の手口で盗んだとして、5月3日に逮捕されていた。
日通福井支店によると、事件当時、前田容疑者は福井支店に勤務していた。社内調査で事件が発覚し、4月28日に懲戒解雇したという。