亡くなった7人分のお茶を供え、手を合わせる男性=千代田区外神田4丁目
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7人が亡くなり、10人が重軽傷を負った秋葉原の無差別殺傷事件から8年となった8日、現場の交差点に献花台が設けられ、訪れた人たちが静かに手を合わせた。
事件は2008年6月8日、歩行者天国でにぎわう日曜日の交差点で午後0時半ごろ発生。当時近くにいたという千葉県の男性会社員(41)は「もしかしたら自分が被害に遭っていたかもしれない。忘れないという気持ちで訪れた」。亡くなった7人分のお茶を供え、花を手向けた。
交差点にトラックで突入して人をはね、刃物で次々と襲った加藤智大(ともひろ)死刑囚(33)は、昨年2月に死刑判決が確定した。