シャラポワ=ロイター
国際テニス連盟は8日、今年1月から禁止薬物に指定されたメルドニウムに陽性反応を示し、暫定的な出場停止処分を受けている女子テニス選手のマリア・シャラポワ(ロシア)について、今年1月26日から2年間の出場停止処分とすることを発表した。ロシア・テニス連盟のタルピシチェフ会長は5月にリオデジャネイロ五輪の女子代表に選出したと発表していたが、これを受けてシャラポワの五輪出場は絶望的になった。
シャラポワ、2年間の資格停止処分 国際テニス連盟発表
シャラポワは自身のフェイスブックで「(薬物摂取は)故意ではないから、処分は受け入れられない。できるだけ早くテニスコートに戻れるように戦いたい」として、スポーツ仲裁裁判所(CAS)への異議申し立てを表明した。
元世界ランキング1位で4大大会全てを制する「生涯グランドスラム」を達成した29歳のシャラポワは、全豪オープン期間中の1月26日に採取された検体がメルドニウムの陽性反応を示し、処分が決まるまで暫定的な資格停止処分となっていた。