改修された平壌穀産工場を視察する金正恩朝鮮労働党委員長。日時は不明。朝鮮中央通信が6月16日に報じた=朝鮮通信
韓国の情報機関、国家情報院は1日の国会情報委員会で、最近の北朝鮮情勢について報告し、金正恩(キムジョンウン)委員長が襲撃におびえ、不眠症になったとした。国際社会の制裁を逃れるため、北朝鮮が様々な方法で対抗していることも明らかにした。
過食130キロ・「処刑してやろうか」…不安募る正恩氏
情報委所属の議員らによれば、国情院は、正恩氏が身の安全を心配して不眠症になったと報告。暴飲暴食で2012年当時約90キロだった体重が、14年に120キロ、最近は130キロに増加し、成人病を誘発した可能性もあるという。
米国に亡命した正恩氏の叔母が最近、米紙に対して幼少時代の正恩氏の様子を語ったところ、正恩氏は海外に駐在する北朝鮮大使らに同様の情報が北朝鮮に流れ込まないよう指示したという。正恩氏の生い立ちをめぐっては、幼少のころから文武両道の天才で、「3歳で車の運転を覚えた」といった情報が、北朝鮮国内で流されていた。国情院は「自らの血統をめぐる主張の虚構を暴露されることを憂慮した」と説明した。
正恩氏のもう一人の叔母、金敬…