ソユーズロケットの安全を祈願してロシア正教の聖職者が関係者や報道陣に「聖水」をかける儀式を行った。奥は発射を控えたソユーズロケット=6日、カザフスタン・バイコヌール宇宙基地、鬼室黎撮影
7日に国際宇宙ステーション(ISS)に向かう宇宙飛行士・大西卓哉さん(40)が6日、カザフスタン・バイコヌール市内で記者会見をした。打ち上げ当日は七夕。他の飛行士と短冊を書き、ミッション成功を祈ったことを明かし、「世界中の、日本の人たちの、夢と希望を背負ってフライトしたい」と語った。
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会見は感染症を防ぐためガラス越しに開催。会場には日本から家族や友人らも駆けつけた。
大西さんは東京都生まれ。父親の転勤で大阪、兵庫、岡山、東京、横浜と引っ越しを繰り返した。
宇宙に興味を持ったのは小学2年のころだ。父親に連れられスター・ウォーズの最新作を見て胸を躍らせた。以来、空と宇宙への関心を深めた。聖光学院(横浜市)の中学1年時、夏の自由研究で提出したリポートは「星と星座をくわしく調べてみて」。ブラックホールの説明や、星座の見つけ方を記し、「何げなく星を見ていたが、調べてみるととても面白かった」とまとめた。
ただ、宇宙飛行士は「自分がな…