当選を決め、翁長雄志・沖縄県知事(後ろ)らとカチャーシーを踊る伊波洋一氏=10日午後8時34分、那覇市、上田幸一撮影
沖縄選挙区では、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設反対を訴えた無所属新顔の伊波(いは)洋一氏(64)が初当選し、自民現職の島尻安伊子沖縄北方担当相(51)=公明推薦=の3選を阻んだ。伊波氏は那覇市の事務所で報道陣を前に「沖縄に基地を押しつける安倍政権への怒りが広がった結果だ」と述べた。
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伊波氏を擁立したのは、翁長(おなが)雄志(たけし)知事を支持する社民、共産などの政党や企業、市民団体でつくる「オール沖縄会議」。翁長氏は選対本部の筆頭共同代表に就き、公務の合間を縫って集会にたびたび参加した。翁長氏は「辺野古に基地は造らせないという民意が改めて示された。県民の良識の勝利だ」と語った。
1月の宜野湾市長選では翁長氏…