落選を伝えるテレビの画面を、厳しい表情で見つめる島尻安伊子氏(中央)=10日午後8時2分、那覇市、長沢幹城撮影
安倍政権の現職閣僚では、沖縄選挙区(改選数1)の島尻安伊子沖縄・北方担当相が落選した。参院議員としての任期は今月25日までで、島尻氏は10日夜、那覇市内で記者団に「大臣の職は辞することになるかと思う」と述べた。沖縄では米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の移設問題をめぐって翁長雄志(おながたけし)知事との対立が続いており、政権にとって今回の敗北は痛手だ。
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沖縄選挙区では早くから野党共闘が成立。これに対し、自民党は閣僚を擁立した重要な選挙区と位置づけてきたが、劣勢を覆すことができなかった。
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