当選を決め、万歳する伊波洋一氏(中央)と翁長雄志・沖縄県知事(左から2人目)=10日午後8時24分、那覇市、上田幸一撮影
沖縄選挙区で、自民現職の島尻安伊子沖縄北方担当相(51)=公明推薦=の落選が確実になった。翁長雄志(おながたけし)知事の支援を受け、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設反対を訴えた無所属新顔、伊波(いは)洋一氏(64)に3選を阻まれ、自民は沖縄の衆参選挙区で唯一の議席を失う。
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島尻氏は選挙戦で、安倍政権が進める辺野古移設にはほとんど触れず、子どもの貧困対策や地域振興を中心に訴えたが、支持を広げられなかった。翁長氏は、6月の県議選で県政与党が過半数を維持した勢いを今回につなげた。