鳩山氏が愛したチョウをかたどった祭壇の前で名残を惜しむ人たち=福岡県久留米市のホテル
総務相などを務めた自民党衆院議員で、先月21日に67歳で死去した鳩山邦夫氏のお別れの会が11日、地元福岡県久留米市のホテルで開かれた。喪主は妻エミリーさん。県内外から、ゆかりのあった2千人超の人たちが別れを惜しんだ。
鳩山由紀夫氏「人生まで追い越すとは」 邦夫氏を悼む
鳩山邦夫・元総務相が死去 67歳、自民党衆院議員
鳩山一郎元首相が祖父の政治家一族に生まれ、1976年の初当選以来、当選13回。自民党から離党と復党を繰り返し、新進党や旧民主党の結成にも加わった。2005年、ブリヂストン創業者だった母方の祖父ゆかりの衆院福岡6区(久留米市など)に移り、総務相や法相を歴任した。
愛してやまなかったチョウがかたどられた祭壇に、訪れた人たちが次々花をたむけた。久留米市の楢原利則市長は「力を合わせて地方創生の取り組みを進めていきたかった。残念でなりません」と述べた。