ロンドンで11日、次期首相に決まった後、報道陣に語るテリーザ・メイ氏=ロイター
英国の次期首相に決まったテリーザ・メイ内相(59)は11日夕、ロンドンの国会議事堂前で演説し、欧州連合(EU)との離脱交渉について「英国に最善の条件を交渉し、新たな地位を世界に築く。離脱を成功させる」と決意を述べた。
特集:イギリス、EU離脱へ
メイ氏は「少数の特権階級だけではなく、一人ひとりのための英国というビジョンが必要だ」と語るとともに、「国民がもっと自分自身の人生を決められるようになる。よりよい英国を作る」と強調した。
英与党・保守党の新党首は当初、約15万人の党員による決選投票を経て9月9日に発表される予定だった。しかし、メイ氏と争うはずだったエネルギー担当閣外相アンドレア・レッドサム氏(53)が11日に突如、撤退を表明した。
党首選を運営する党議員委員会…