国産初のジェット旅客機MRJを開発する三菱航空機は12日、機体の整備・修理業務で、日米の整備会社3社と提携することで基本合意したと発表した。販売後のサポート体制を整えることで顧客企業の安心感を高め、受注拡大につなげたい考えだ。
特集:MRJ
提携先は、米HAECOアメリカス、米ペムコ・ワールド・エア・サービシズ、日本のMROジャパンの3社。米国2社は北米地域、MROはアジア地域でMRJの整備などを担う。
長期間使われる航空機のビジネスは、販売後も継続的に収入が見込める整備業務で稼ぐ面が強い。MROは、MRJの最初の納入先となる全日本空輸グループの整備会社で、三菱航空機の親会社の三菱重工業も20%を出資する予定だ。2017年度後半に那覇空港に整備拠点を移転。アジアの航空会社から整備を請け負い、利益の確保をめざす。
一方、英コンサルタント会社ア…