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運送会社員が集団カンニング 国家試験で業務妨害の疑い

トラックやバスなどの運送事業の安全確保にあたる「運行管理者」の国家試験で、集団でカンニングしたとして、兵庫県警は20日、同県姫路市の運送会社2社の男性社員9人(27~54歳)を偽計業務妨害の疑いで書類送検し、発表した。全員が容疑を認めているという。


捜査1課によると、9人は3月6日、神戸市東灘区であった運行管理者の試験で、携帯電話のメールを使ってカンニングし、試験を実施した公益財団法人「運行管理者試験センター」(東京都)の業務を妨げた疑いがある。


先に解答を終えた男性(27)が試験問題を持って途中退出し、ほかの8人にメールを送信。試験監督者が、携帯を持っている男性(39)に気づき、発覚した。9人の解答状況は不正解も含めてほぼ一致していたという。


運行管理者は、自動車運送事業者がトラックなどの車両数に応じて配置を義務付けられている。県警によると、男性(51)が資格があれば転職に有利になると職場の同僚らに不正を持ちかけていたという。


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