熊本大会 秀岳館―九州学院 一回表秀岳館無死一塁、原田は二盗を決める。遊撃手米満=藤崎台
(26日、熊本大会 秀岳館13―2九州学院)
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秀岳館は素早く攻めた。
一回、中前安打で出た先頭の原田が二盗。この夏、チームは盗塁に力を入れており、前日まで計24個。九州学院に警戒される中で成功させ、勢いづいた。次の松尾の右中間三塁打であっさりと先取点を挙げた。
松尾は「1、2番打者で1点を取られたら、相手も嫌だと思う。うちの一つの形です」。二回に好球を逃さず4連打などで4点。相手の投手が代わった三回は、いきなり天本、田浦の連続長打。下位2人が計4球で1点を奪ってみせた。
優勝を狙った春の選抜は4強止まり。心底悔しかったという松尾は「一層気が引き締まった」。この日の3投手ら、春に比べて左腕が充実した投手陣のほか、今大会5試合で70安打を放った打線もパワーを増した。
熊本地震の被災地からの代表としても注目される。主将の九鬼は「日本一へのスタート台に立てた」と力強く言った。(隈部康弘)