取材に応じる浅川和彦元社長=19日、東京都内
「AIJ投資顧問」(現・MARU)の年金消失事件で懲役15年の実刑判決が4月に確定し、今月22日に収監された浅川和彦元社長(64)が、タックスヘイブン(租税回避地)にある法人を株主として所有していたことが「パナマ文書」の資料からわかった。
特集:パナマ文書
浅川元社長は収監直前に朝日新聞などの取材に応じ、「(自分が)証券会社に勤めていた時の顧客のために株価操作や節税策に法人を利用した。AIJとは関係なく、自分の私腹を肥やすということでも全くない」と語った。
南ドイツ新聞と国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)が入手したパナマ文書に、浅川元社長が2011~12年に英領バージン諸島の2法人の株主になった記録があった。
浅川元社長の説明によると、2…