任期限りで退任する意向を表明する民進党の岡田克也代表=30日午後6時37分、東京・永田町、角野貴之撮影
民進党の岡田克也代表は30日の記者会見で、9月の党代表選に立候補せず、任期限りで退任すると表明した。会見の主な発言や質疑は次の通り。
民進・岡田代表、9月で退任へ 都知事選への影響は否定
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私の考え方、1週間ほど前に事実上固めたが、次の代表選に出ない決断をした。参院選後、日本の政治、あるいは民進党にとって何が望ましいか考えてきた。一つは、自身の達成感がある。海江田前民主代表が落選した後、代表に就任したが、この1年半、維新の党との合併、野党共闘路線の方向付けができた。衆院候補者も、200人程度そろえ、戦える体制はできた。
今回の参院選、過半数を相手方に許したから、負けは負けだが、3年前と比べ17議席から32議席で、一定の成果は出すことができた。どん底から反転攻勢ができる一歩を踏み出すことができた。一区切りつけられる状況まできた。ここで一区切り付け、新しい人が担った方が、政権交代可能な政治をつくるという意味でも望ましいと判断した。色々、総合的に考え、次の代表選に出ない方が良いと判断した。
――(東京都知事選は)明日(31日に)投票日。このタイミングで退任を表明する理由は。
基本的に関係ない問題だ。都知…