面接の受付に並ぶ就活生ら=6月、東京都新宿区、林紗記撮影
2年続けて日程が変わった新卒学生の就職活動。今年は「6月に面接解禁」と前年より2カ月前倒しされたため、すでに内定率は7割を超える。目立った混乱はなく、経団連は来年も同日程にする方向で検討する。ただ、3カ月の「短期決戦」はミスマッチを招きかねないとの課題も残る。
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就活日程はこの2年でくるくる変わった。面接など採用選考の解禁は4月だったが、安倍政権が「学業に専念させるべきだ」と経団連などに要請し、昨年は8月に後ろ倒しになった。
すると、学生や企業から「夏場の就活は大変」「かえって長期化につながる」と不満が高まり、わずか1年で採用選考の開始が6月に前倒しされた。
経団連は来年以降の日程につい…