大分県別府市で6月、労組などが入る建物の敷地に別府署員がビデオカメラを隠して設置した問題で、県警は、別府署幹部を含む署員数人を建造物侵入の疑いで月内にも書類送検する方針を固めた。捜査関係者への取材でわかった。カメラは、参院選に関わる公職選挙法違反容疑の捜査のためだったこともわかった。
労組の参院選運動拠点に隠しカメラ設置 大分県警が謝罪
建物は、労組「連合大分」の東部地域協議会などが入り、選挙運動の拠点だった。
県警によると、別府署の捜査員2人は参院選公示4日前の6月18日夜、敷地に無断で入ってカメラ2台を設置。その後もカメラの記録媒体を交換するため、複数回、敷地に入っていた。設置場所について、捜査員は「公有地と勘違いした」と説明したという。
捜査関係者によると、設置場所…