力投する市和歌山の赤羽=阪神甲子園球場、小川智撮影
(15日、高校野球 日南学園6―4市和歌山)
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市和歌山は6番までに左打者が5人並ぶ相手に対して、背番号10の左腕栗栖が先発。前半を3失点でしのぐと、同点の六回からエースの右腕赤羽に託したが、代わりばなにつかまった。
連打で無死一、三塁。力のある直球で2死満塁までこぎつけたものの、打者のスイングに捕手のミットが当たる打撃妨害で不運な勝ち越しを許すと、さらに押し出し四球を与えた。「ここで切ろうと思って力が入りすぎた」と赤羽。「栗栖が試合を作ってくれたので、崩さないようにと思った。もっと自分が頑張っていれば上にいけたと思う」
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●半田監督(和) 捕手の打撃妨害で勝ち越し点を許す。「『気にするな、笑顔笑顔』と声をかけていた。選手も切り替えられていた。ナイスゲーム」
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●北嶋(和) 2点を追う七回、4番は適時二塁打。「右中間方向を狙っていた。チームで4得点。自分たちの打撃は貫けたと思う」