イナゴを口に運ぶ子ども=武雄市武雄町
虫だけど味はムシできないかも――。武雄市の県立宇宙科学館で20日、「昆虫試食会~ムシできない味~」があった。食べた人たちからは、驚きや困惑の声があがった。
用意されたのは、素揚げしたタケムシ、イナゴ、カイコのサナギと、煮付けしたハチの子。1皿100円で提供した。
佐賀市の酒見奏羽(かなは)さん(8)はイナゴを箸でつまんだまま、しばらくじっとにらみつけ、思い切ってかぶりついた。「エビみたい」と身近な味に驚いた様子。ほかの昆虫にも進んで箸をつけていたが、カイコのサナギを食べたときは表情が曇り、言葉がでなかった。「ハチの子がミソみたいな味で一番おいしかった」
昆虫をたんぱく源として食べる…