学校の調査での男子生徒の主な回答
《ぼくは、学校や部活でいじめが多かった。特に部活が多くよく弱いなとかいろいろいわれていた
名古屋の中1自殺「いじめが要因の一つ」 市教委報告書
名古屋の中1自殺、遺族コメント全文 調査報告書受け
特集:いじめられている君へ
でももうたえきれない。だから自殺しました。
母さんと父さん おばあちゃん いままで育ててくれてありがとうございました》
名古屋市西区の市立中学1年の男子生徒(当時12)が昨年11月に自殺後、自宅の机からノートが見つかった。付箋(ふせん)のついたページに遺書とみられる書き置きがあり、2日に公表された報告書に掲載された。
報告書は、「唯一具体的に書かれた」として、卓球部でのいじめが男子生徒に大きな苦痛を感じさせたのは明らかだと指摘した。
男子生徒は勉強も運動も得意ではなかったが、初めて入った部活は楽しい居場所だったという。ゴールデンウィークに予定していた旅行も、「部活があるからいけない」。学校生活についてのアンケートに、卓球ができることが満足と答えていた。
その卓球部で、「弱いのに、よくそこに立ってるな」と言われた。73人の大所帯は競争が厳しい。実力別に8グループに分けられ、男子生徒は最下位のグループだった。
報告書は「弱いと言われて頑張る生徒もいる一方、深刻に受け止めて傷つく生徒がいることを意識するべきだ」と指摘。卓球部の全体的な雰囲気には問題があったという。男子生徒は昨年10月中旬、「部活でいじめられているんだよね。もうだめかもしれない」と友人にこぼした。
男子生徒は、弁当を忘れた生徒…