海岸に並んだビーチ用の車いす。いすれもブラジル製。黄色いタイヤは幅約20センチ、直径は約50センチの大きさだ=リオデジャネイロ・コパカバーナ、永島学撮影
パラリンピックが開かれているブラジル・リオデジャネイロの観光名所コパカバーナ海岸で、足の不自由なパラリンピック選手や観光客らにタイヤ幅20センチほどのビーチ用車いすを提供し、波打ち際まで案内するサービスが評判だ。
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取り組んでいるのは、地元のNPO「ADAPT SURF(アダプト・サーフ)」。ふだんは近くの別の海岸を拠点にしているが、パラリンピックの開催期間中は大会公式スポンサーの日産自動車から経済的な支援を受け、外国人がたくさん集まるコパカバーナで実施することにした。
NPOのメンバーで理学療法士のルイス・フェリペ・ノブレさん(38)は「海岸は、身体障がい者のみなさんのものでもある。水際まで行ったり、海水につかったりして、ゆっくり過ごしてほしい」。大会に参加しているさまざまな国の選手や支援者、観光客が訪れているといい、平均で1日の利用者は約20人という。
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