メダルを手にする(左から)車いすテニスの上地(かみじ)結衣、斎田悟司、国枝慎吾、陸上の佐藤友祈(ともき)、競泳の山田拓朗=リオデジャネイロ、永島学撮影
リオデジャネイロ・パラリンピックで、銅メダルを獲得した車いすテニス女子シングルスの上地(かみじ)結衣や、同男子ダブルスの国枝慎吾、斎田悟司ペアら計5人が16日午前(日本時間16日夜)、リオ市内で記者会見した。上地は「(3位決定戦で)勝って終わることができ、悔しい気持ちも残るが、初めてのメダルですごくうれしい」と振り返った。
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けがの影響に悩まされた国枝は「大変苦しんだ1年間だったが、最後の最後で銅メダルが取れ、すごく救われた。いいことが何もなかったので、やっと一個だけ、いいことが出た。胸を張って日本に帰れる」。斎田は「3位決定戦では国枝選手と力を合わせ、練った作戦を常に確認し合いながら勝つことができた。笑って終えることができて、とてもよかった」と話した。
3人とともに会見に臨んだのは、陸上男子1500メートル(車いす)と同400メートル(同)で、ともに銀メダルだった佐藤友祈(ともき)と、競泳男子50メートル自由形(運動機能障害)で銅メダルの山田拓朗。佐藤は「前回ロンドン大会を見てから、パラリンピックの舞台に立ちたいと思い、陸上を始めた。(世界記録保持者の)マーティン選手(米)と一騎打ちで競って戦うことができ、銀メダルが獲得できたことは、すごくうれしい」。山田は「初めて出場したパラリンピックから12年かかって、ようやくメダルを一つ獲得でき、非常にうれしい。なんとしてもメダルを取りたいという気持ちがあった」と語った。
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