横浜市内のホテルで現役引退を表明するDeNAの三浦=時事
プロ野球・DeNAの三浦大輔投手(42)が20日、今季限りの引退を発表した。球界最年長となった今季は2度の登板で勝ち星がなく、「悩み、葛藤もあったが、勝てなくなった。けじめをつけないといけない」。トレードマークのリーゼントヘアで引退会見に臨み、ファンへの思いを聞かれて男泣きした。
「ハマの番長」引退 DeNA三浦大輔投手、現役最年長
最終的に引退を決断したのは16日。今季2度目の先発となった阪神戦(甲子園)で敗戦投手となり、宿舎に戻ってラミレス監督らに引退を申し出た。選手たちには19日、初のクライマックスシリーズ(CS)進出を決めた直後のロッカールームで伝えたという。
奈良・高田商から1991年秋のドラフト6位で入団し、制球力を武器に通算172勝(183敗)を挙げた。横浜一筋25年の現役生活を振り返り、「僕は下手くそ。うまくなるには練習しかないと思ってやってきた。98年の日本一が一番の思い出かな」と話した。
感極まったのは、ファンへの思…