女子ショートプログラムで演技する本郷理華
フィギュアスケートの国際試合のオータム・クラシックは30日、カナダのモントリオールで男女のショートプログラム(SP)などがあり、今季初戦の男子の羽生結弦(ANA)は国際スケート連盟(ISU)公認の大会で初めて4回転ループを成功させ、88・30点で首位発進した。4回転ループは9月末のジュニアの国際試合で米国選手が跳んだが、手をつくなどして着氷が乱れていた。女子SPでは、本郷理華(邦和スポーツランド)が60・33点で4位、木原万莉子(同大)が59・09点で5位だった。首位は73・40点を出した長洲未来(米国)。
羽生結弦、4回転ループに挑む 競技会で決まれば世界初
フィギュアスケート特集 Kiss and Cry
■本郷「フリップのことを考えすぎた」
9月6日に20歳になって初めての試合を迎えた本郷は、冒頭の3回転フリップ―3回転トーループの2連続ジャンプを跳ぶ時に「フリップのことを考えすぎた」。トーループが回転不足になった上に着氷が乱れ、得点が伸び悩んだ。だが、ステップなどは「自分の中では良い演技ができた」と振り返った。フリーに向けて「ジャンプで見つかった課題をなんとか修正したい」と語った。