今年度上半期(4~9月)に国内で売れた新車は、前年同期より1%少ない230万6282台だった。軽自動車の不振が響き、4年連続で前年水準を下回った。今年度通期の新車販売は、2年連続で500万台割れとなる485万台程度になる見通しだ。
日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が3日発表した。軽自動車は2015年4月の軽自動車税の増税による販売低迷が続き、上半期の販売は前年同期より10%近く減った。燃費不正問題で三菱自動車と日産自動車が2カ月以上、軽自動車の主力モデルを売れなかったことも影響した。
軽以外では、トヨタ自動車が昨年12月に全面改良したハイブリッド車「プリウス」などが好調だった。上半期の軽以外の新車販売は前年同期より4%増え、2年連続でプラスだった。