PICA秩父のテントヴィラの中には、ベッドなどの家具があらかじめ用意されている=埼玉県秩父市久那(PICA秩父提供)
手軽で新しいキャンプスタイルとして話題の「グランピング」を楽しめる施設が埼玉県内で増えている。面倒なお膳立ては施設任せで、手ぶらで自然を満喫できる場所もある。欧米発の文化とされ、ここ数年は国内でも人気が急上昇。流行に敏感な若者やアウトドア初心者ら新たな客層の開拓を目指し、各施設は工夫を凝らしている。
秩父市で2014年に開業した「PICA秩父」は、約100棟のコテージや、テントヴィラと呼ばれる大きな常設テントが並ぶ大型のキャンプ場だ。テントヴィラにはベッドやテーブルを完備。コテージは家具や冷暖房、水回りが整備されているため初心者も安心だ。
屋外での食事も心配ない。カット済みの食材や調理器具、食器、レシピを準備してあり、炭火バーベキューや前菜から始まるコース料理などを自分で簡単に調理しながら堪能できるという。
運営会社の広報担当者は「キャンプのハードルが下がり、より気軽に自然を楽しんでいただけるようになった。テント型やコテージなど、楽しみ方は幅広い」と言う。
グランピングはグラマラス(魅…