神奈川県平塚市の無認可保育所「ちびっこＢＯＹ」で昨年１２月、生後４カ月の男児にけがを負わせて死なせたとして、神奈川県警は２１日、当時保育士として勤務していた角田（つのだ）悠輔容疑者（３４）＝横浜市戸塚区＝を傷害致死容疑で逮捕し、発表した。「やっていない」と容疑を否認しているという。室内の防犯カメラに男児を抱いて死角に移動する様子が映っていて、県警はこのとき暴行した疑いがあるとみて慎重に調べる。

未明の保育所、容疑者１人で勤務 平塚の乳児死亡事件

県警によると、角田容疑者は昨年１２月６日未明、保育所内で出縄（いでなわ）望翔（りんと）ちゃんに暴行を加え、頭にけがを負わせて脳挫滅で死なせた疑いがある。望翔ちゃんが預けられた６日午前０時ごろには、１人で乳幼児２３人の面倒を見ていたという。

捜査関係者によると、室内には四つ前後の防犯カメラがあり、うち一つに角田容疑者が望翔ちゃんを抱き上げて死角になっている事務室方向に移動する様子が映っていた。その後、望翔ちゃんをベッドに戻して寝かせたが、何度も様子を見に行っていたという。

角田容疑者は６日午前４時半ごろ、「息をしていない」と１１９番通報。搬送先の病院で望翔ちゃんは死亡した。司法解剖の結果、頭の骨が折れていた。

県警は、保育所のパソコンを調…