おもてなし武将隊の徳川家康
「名古屋おもてなし武将隊」の徳川家康が、米ニューヨークに出陣する。戦国武将が輩出した名古屋をニューヨーカーに触れ歩き、本場の情報発信術も学ぶ。国内主要8都市で「行きたくない街」ナンバーワンの名古屋市。「汚名」返上につながるか。
25日から1週間の予定で、名門コロンビア大の学生に武士道や「将軍」としてのリーダー論を説くほか、ハロウィーンのパレードにも参加する。
武将隊の家康は、英語が堪能だという。市のPRでイタリアや豪州など各国を回ってきたが、ニューヨークは初めて。「我らの時代で言えば京の都のような、世界の情報の発信地。そこで武士(もののふ)の聖地は名古屋であると伝えたいものじゃ」と気炎をあげた。
ソーシャルメディアによる効果的な情報発信法も現地企業で学ぶ。「400年前も今も大切なのは情報戦じゃ」。帰国後は、海外からの観光客が名古屋で武将文化を体験できるツアーの企画にも携わる。
滞在中の様子は動画撮影され、「武将隊の顔本(フェイスブック)なるもので公開する予定じゃ」と家康。英語版(
https://www.facebook.com/10samurai.nagoya
)で見ることができる。(日高奈緒)