ブルペンで投球練習をする明大の柳(右)=角野貴之撮影
(23日、東京六大学野球秋季リーグ戦)
二塁手が飛球をつかみ、マウンドに明大の選手がなだれ込む。だが、ブルペンにいた主将でエースの柳(4年、横浜)は三塁ベースまで近寄ったところで加わるのをやめた。「みんなの喜ぶ姿を見たかった。このチームでやれてよかった」と感慨深げに言った。
明大が2季連続39度目の優勝 東京六大学野球
柳がまさに大黒柱だった。通算23勝で今季、5勝0敗、防御率1・64と抜群の安定感を誇った。同じ4年の萩原は「個性が強い選手がそろった。なかでも柳は自分にも他人にも厳しく、背中で引っ張る象徴的な存在でした」と語った。
そんな柳に引っ張られ、4年生…