勉強会の終了後は会員同士の交流の場。乾杯して、互いの近況を報告し合う=8月1日、兵庫県西宮市、半田尚子撮影
ふだんはライバル同士である大阪の居酒屋経営者らが、勉強会を重ねている。「楽しく花を咲かせて成長しよう」と、その名も「楽花成(らっかせい)の会」。ビールの仕入れ値から従業員の育て方まで、手の内を明かして学び合う。「居酒屋パワーで社会を元気に」が合言葉だ。
兵庫県西宮市の焼き鳥店。月に1度の勉強会に会員約40人が集い、会話が弾んだ。「店の照明どんなん?」「LEDに変えた。電気代も減ったけど、熱も減ったんで、エアコンの電気代が安うなった。二重でお得になりましたわ」
2008年に3人から始まった。会員は今、大阪から兵庫、奈良、滋賀、和歌山の1府4県にまたがり、57社200店に増えた。
きっかけは、居酒屋日本一を競…