国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは25日、南スーダンの首都ジュバで7月に大規模な戦闘が起きた際、現地で国連平和維持活動(PKO)を展開している部隊が、被害者を助けなかったとする報告書を発表した。
報告書によると、PKO部隊の要員らは、現地女性が国連施設の前で政府軍兵士にレイプされるのを見たのに助けなかった。また、国連施設近くのホテルが政府軍兵士に襲われ、外国の援助関係者を含む複数の女性が集団でレイプされたが、助けたのはPKO部隊ではなく南スーダンの治安部隊だった。
さらに、戦闘で国連の市民保護エリアが攻撃を受けた際、PKO部隊が持ち場を放棄した。
報告書は今年7~9月に現地調…