和歌山市の路上で9日未明に神戸山口組系暴力団紀州連合会(和歌山県田辺市)の松下功会長(50)が何者かに殴られて死亡した事件で、県警は27日、傷害致死容疑で和歌山市内の山口組系暴力団組員ら数人から任意で事情聴取を始めた。捜査関係者への取材でわかった。容疑が固まり次第、逮捕する方針。
神戸山口組系組幹部が死亡 複数の男と路上で殴り合う
捜査関係者によると、組員らは9日午前1時ごろ、和歌山市北ノ新地分銅丁の飲食店付近の路上で、松下会長の顔を殴るなどして死なせた疑いが持たれている。松下会長は数人で山口組系暴力団の幹部の知人が経営するとされる飲食店を訪れ、「(組長を)出せ」などと怒鳴ったため、店員が組員などへ連絡。集まってきた組員らと乱闘になったという。