第29回東京国際映画祭は3日閉幕し、コンペティション部門最高賞の東京グランプリにはクリス・クラウス監督のドイツ・オーストリア合作映画「ブルーム・オヴ・イエスタディ」が選ばれた。ナチによるユダヤ人虐殺の加害者と被害者の孫たちを描いた作品。日本から参加した「雪女」「アズミ・ハルコは行方不明」は受賞を逃した。
特集:東京国際映画祭
他の主な賞は次の通り。▽審査委員特別賞=「サーミ・ブラッド」▽監督賞=ハナ・ユシッチ(私に構わないで)▽女優賞=レーネセシリア・スパルロク(サーミ・ブラッド)▽男優賞=パオロ・バレステロス(ダイ・ビューティフル)▽芸術貢献賞=「ミスター・ノー・プロブレム」▽観客賞=「ダイ・ビューティフル」▽WOWOW賞=「ブルーム・オヴ・イエスタディ」▽アジアの未来作品賞=「バードショット」▽日本映画スプラッシュ作品賞=「プールサイドマン」▽サムライ賞=マーティン・スコセッシ、黒沢清