沢村一樹さん=篠田英美撮影
日テレ系で放送中の連続ドラマ「レンタル救世主」に主演している沢村一樹さん。今年は念願だったという仮面ライダーの劇場版にゲスト出演を果たし、来年春に放送されるNHKの朝ドラ「ひよっこ」では主人公の父親役に決まるなど、活躍の幅も広い。かつての人気キャラクター「セクスィー部長」などの印象が強い人もいるだろう。
朝日放送(大阪)の創立65周年記念スペシャルドラマ「氷の轍(わだち)」では、「レンタル…」でのコミカルな役柄から一転、寡黙で後輩思いの刑事を演じる。真冬の北海道で行われたロケでの思い出や、役作りで心がけたこと、主演で後輩刑事役の柴咲コウさんの印象、直木賞作家・桜木紫乃さん原作のドラマの見どころなどを語ってもらった。
――冬の北海道での撮影はいかがでしたか?
もう、出身が鹿児島なので、全部が新鮮でした。北海道と言ってもロケ地の釧路は太平洋側なので、普段はそんなに雪は降らない方らしいんです。でも行った時は吹雪で、あっという間に雪が積もったんですよ。撮影は割と長期間、3週間滞在しっぱなしで、1度も東京に戻らずどっぷりこのドラマに打ち込ませていただいたんです。北海道って、全部が全部雪一色でないんだなって、それも新鮮でした。
途中でトラブルがあって、雪がなくなってしまったんですよ。僕も柴咲コウちゃんもスコップを持って雪を集めたり、撤収する時には集めた雪をまた戻したり。でも気温があまりに低くて、雪が氷になっちゃうんですよ。なかなかの重労働でした。でも、そういうのも込みで、楽しい思い出になりましたけど。
――撮影は大変でしたね?
スタッフは大変だったと思いま…