住宅支援の打ち切り反対の署名を国会議員に渡す自主避難者(右側)ら=10月26日、東京・永田町の参院議員会館、伊沢健司撮影
東京電力福島第一原発の事故を受けて、約1万2千世帯に無償で提供されてきた住宅支援が来年3月に打ち切られる。対象になるのは、政府の避難指示が出ていない区域からの「自主避難者」たちだ。
「家を出て行けと言われて、崖っぷちだ」
10月26日、東京・永田町の参院議員会館。約20万人分の署名が入った箱を前に約180人が集まり、口々に不安を訴えた。原発事故後に自宅を離れ、避難先で住宅の無償支援を受けてきた「自主避難者」らだ。
政府と福島県は避難指示の有無…