サッカーJ2松本山雅の育成組織「ユースアカデミー」に選手として所属する高校3年生の少年(18)が10月、強制わいせつなど3容疑で長野県警松本署に逮捕されていたことが、捜査関係者への取材でわかった。少年はいずれの容疑内容も認めており、今月4日に家裁送致されたという。
捜査関係者によると、少年は1月下旬、松本市内の路上で、10代の女性に後ろから抱きついて体を触るなど、わいせつな行為をした疑いがある。また10月4日には、松本市内で、20代の女性にひわいな行為をしたうえ、女性の衣服を汚した疑いがある。少年はいずれの女性とも面識がなかったという。
松本署は10月の事件の被害女性から届け出を受けて捜査を開始。同月5日に少年を県迷惑防止条例違反(ひわいな行為の禁止)と器物損壊の疑いで逮捕。その後の調べで1月の事件への関与も浮上し、10月15日に強制わいせつ容疑で再逮捕した。
松本山雅のユースアカデミーはプロサッカー選手の育成などを目的に2003年から活動している。広報担当者は朝日新聞の取材に対し、少年の逮捕について「コメントできない」と話した。