優勝を決めて喜ぶ大分のサポーターら=鳥取市のとりぎんバードスタジアム、菊地洋行撮影
サッカーJ3の大分トリニータは20日、鳥取市のとりぎんバードスタジアムであった今季最終戦でガイナーレ鳥取を4―2で破り、優勝。来季のJ2復帰を決めた。一方、J2のギラヴァンツ北九州は山形県天童市でモンテディオ山形に0―3で敗れ、最下位に陥落。J3降格が決まった。
大分は昨季、J1経験クラブとして初めてJ3降格が決定。1年でのJ2復帰にサポーターたちは歓喜した。大分市から鳥取市に駆けつけた会社員男性(55)は「優勝という念願がかなって本当によかった。鳥取は遠かったけど、楽しく帰れる」と喜んだ。大分市の会社員三浦章佳さん(56)は、地元の大分銀行ドームであったパブリックビューイングで応援。「来年はJ2で優勝し、次はJ1に昇格を」と期待を高めた。
大分は2008年、国内主要タイトルの一つ、ナビスコ杯(現・ルヴァン杯)を制したり、日本代表のMF清武弘嗣選手(スペイン1部セビリア)らが輩出したりしてきた。しかし、昨季は得点力不足などからJ3転落が決まっていた。