自民、公明両党の幹事長と国会対策委員長が25日午前、国会内で会談し、年金制度改革法案の今国会での成立を確実にするため、30日までの臨時国会を延長することで合意した。
安倍晋三首相と自民党の二階俊博幹事長も25日、会談し、会期延長で一致。二階氏は会談後、記者団に延長幅について「できるだけ短くなる」と語った。
自公の幹事長会談では、自民側が、カジノなどの統合型リゾート(IR)の整備を促すカジノ解禁法案の審議入りを改めて要望した。公明党の井上義久幹事長は「野党の理解を得る環境整備の努力をしてほしい」と従来の主張を繰り返した。自民党の竹下亘国対委員長は会談後、記者団に「来週に向けて(審議入りの)環境整備に努力する」と述べた。