シャペコエンセのサポーターは続々と本拠のスタジアムに集まり、悲しみに暮れた=AP
シャペコエンセは、南米サッカー連盟主催の国際大会「コパ・スダメリカーナ(南米杯)」の決勝第1戦でアトレチコ・ナシオナルと対戦するためにコロンビアへ向かっている途中、事故にあった。南米杯王者は例年、ルヴァン杯(旧ナビスコ杯)優勝チームと日本で対戦している。日本サッカー協会の広報担当者は「推移を見守るしかない」と話した。AFP通信によると、アトレチコ・ナシオナルは南米連盟に対し、タイトルはシャペコエンセに与えられるよう求めた。
ブラジルのサッカークラブ搭乗機墜落 元J選手ら犠牲か
犠牲者には、かつてJリーグでプレーした選手もいた。J1浦和のFW李は、柏に在籍した2005年にクレーベルと一緒だった。浦和は今季ルヴァン杯で優勝。シャペコエンセが南米杯を制せば、戦う可能性があった。「もちろん楽しみにしていた。今はただ、彼自身や彼の家族・友人のことを考えると、悲痛という言葉しか出てこない」
犠牲者となった選手がかつて所属したJクラブは、それぞれ哀悼の意を表明した。セ大阪でケンペスと関わりがあった元日本代表MFの森島寛晃氏はクラブを通じ、「これからまだまだ活躍される選手だっただけに、本当に残念でなりません」との談話を出した。
■墜落事故に巻き込まれた元Jリーグ在籍選手ら
カイオ・ジュニオール 神戸(09年)※
クレーベル 柏(05年)
チエゴ 京都(10年)
ケンペス セ大阪(12年)千葉(13、14年)
アルトゥールマイア 川崎(15年)
※カイオ・ジュニオールは神戸で監督