ニベア花王「ニベアメン」のアクティブエイジクリーム
肌の乾燥が気になる季節になりました。顔につける乳液やクリームは「女性のもの」と思われがちですが、男性向けの商品も次々と登場しています。
きりとりトレンド 話題の商品を紹介
大阪市中央区の東急ハンズ心斎橋店に11月下旬、男性用保湿剤の特設コーナーができた。手軽さをアピールするものなど、様々な乳液やクリームなどが並ぶ。担当者は「3年ほど前から商品が増えはじめた」という。シトラスなどの香りで、さっぱりしたつけ心地のものが人気だという。
男性用化粧品大手のマンダムによると、顔には紫外線やひげそりによるダメージが蓄積されている。冬は「Uゾーン」と呼ばれる頰からあごにかけての部分が乾燥しやすく、保湿が必要だという。商品PR室の奥田志保さんは「難しく考えず、洗顔後に乳液などを顔全体につけるだけで十分です」とすすめる。色々試して、自分の肌に合うものを見つけるのがよさそうだ。
男性用化粧品の市場は広がっている。マンダムの調べでは、2015年度の市場規模は1170億円で5年前より40億円増えた。整髪剤など頭髪関係が主流だったが、最近は顔をケアする商品も伸びている。
消費を引っぱっているのが、肌の変化を感じやすいとされる40代だ。職場に女性が増えたことで、見た目を気にする男性も増えているという。マンダムの奥田さんは「10~20代では保湿剤を抵抗なく使っている人が多い。今後も安定した伸びが期待できる」とみている。(笠井哲也)
■ミドル向け、しわ防ぐ
マンダムの「ルシード 薬用フェイスケア乳液」は、40代男性の肌に着目した商品だ。なじみやすく、水分を与えながら潤いを保つのが特徴。乾燥によるしわを目立たなくし、肌にハリとツヤを与えるという。無香料、無着色で、希望小売価格は120ml入りで1千円。
■これ一つで5つの役目
資生堂は「ウーノ」の新スキンケアシリーズを9月から売り出している。「クリームパーフェクション」は1品で化粧水、乳液、美容液、クリーム、マスクの5役を担う「オールインワン」をうたう。肌のテカリやかさつきをケアするという。シトラスグリーンの香り。実勢価格は90gで980円。
■天然由来成分で弾力性も
アクロの「THREE」ブランドの乳液「ザ ディフィニティブ エマルジョン」は、原料の96%が天然由来の成分だ。皮膚への刺激が少なく肌が荒れていても安心して使え、弾力性も与えてくれるという。本体価格は100gで6500円。
■ノンアルで優しく使える
ニベア花王の「ニベアメン アクティブエイジクリーム」は、メラニンの生成を抑える成分を配合し、シミ・そばかすを防ぐ効果をうたう。ノンアルコールタイプで、やさしい使い心地にしたという。想定価格は50g入りが1800円前後。
価格は税別。各メーカーのおすすめ商品から選びました。
(きりとりトレンド)